蝶と龍


「お前の席」

俺は譲らなかった
そんな俺に陽那斗は折れて自分の席を指す


俺はその席まで行くと席に陽那斗を座らせた



「てめぇら龍神の姫に手出しするなんて事はしねぇよなぁ?」

そう忠告した


さっきまで騒いでいた奴等は黙り込み息をのんでいる


「陽那斗。俺屋上いく」

『うん。ありがとう…奈央』

「あぁ」

最後に頭を撫で教室を後にした