「身内も身内、母親よ」

「ウソ!」

「うそ。親戚のオネエサンよ」

「……親戚のオバサンか……痛っ!」

ボカっと、尻をけりつけて、ふふん、と自称オネエサンは笑った。

「プレイボーイらしからぬ失言ねえ。
入学式からサボタージュだって、職員室で話題になっていたわよン?
雨川海斗クン?」