そう言うと店員さんが"余談ですが"とMAYUの名前の理由を聞かせてくれた。


「MAYUとういのは、店長が愛する人の名前なんです。」


・・・・・愛する人か・・・・・


私は、誰かに愛された事があっただろうか?


・・・愛した事が・・・あっただろうか・・・


ちょっとだけコーヒーを飲んでみる。


「おいしい。」


私が言うのもおかしいけど、恋の味がする。


店長さんは、彼女が大好きなんだな。


飲んだだけで分かるよ。