「おーおー。かわええかわええ」
「お前ほんまに思っとんの?!」
「・・・一般的に見てかわええと思うけどな」
「やよなー・・・・・」
「・・・」
なんや知らんけど妙に感じ入った様子でつぶやく雄飛。
・・・・まさか、こいつ
「一目惚れ?」
「なっ・・・?!」
「あー、当たりやな」
「お、おま・・!勝手なこと言いよって・・・!」
「そうかそうかー。応援しとるで?」
「しかも棒読みかい!」
「お、早いな二人とも」
「あ、ハルやー」
「聞けや!」
そんなやりとりをしていると副部長の鮎川晴樹、通称ハルが部室のドアを開けた。
(ちなみに部長は俺)
「雄飛は何騒いどるん?」
「いやー、ハル。これは大スクープやで」
「恭助!」
「この初心な雄飛に恋の予感、や!」
「ほんまか!」
「やめろや!!」


