「(ううー・・・・おさまれ緊張・・!)」
職員室にいくと、先生達は笑顔で出迎えてくれた。
そこで一度緊張は収まったけど、いざ教室にいくとなるとまた違った緊張の襲われる・・!
「香芝ー?緊張せんくても大丈夫やで?みんなおもろい奴ばっかや」
まだ若い担任の真木先生に連れられやってきたのは3-3の教室の前。
中からはざわざわと、これからクラスメイトになるみんなの騒ぎ声。
「ほな開けるで?」
「はっ・・はい!」
ガラッ
「ほらー!みんな席つけやー!」
真木先生が扉を開けた瞬間、教室は一瞬だけ静まり、すぐにざわめきを取り戻す。
先ほどの倍の盛り上がりで。
「3-3最高やん!マッキーが担任やで?!」「楽しくなりそうやな!」「球技大会とか体育大会優勝できそうやん!?」
担任は未発表だったらしい。
真木先生が生徒から好かれてる先生だってことがよくわかった。
「うるさいでーお前等!あ、香芝も、俺のことはマッキーでいいからな」
「は、・・はい・・?」
先生にいきなり話を振られ、曖昧に返事をしたところで、教室中の視線が一気に私に集中した。


