それから俺らは毎日のように・・・


 毎日遊んでた。


 零斗の家は普通と違う。


 親がいない。


 一度だけ俺は零斗にきいた事があった


 俺らはいつものように遊んでいた。


 今日は零斗の家だ。


 もう時計は夜の11時を回っていた。


 「なあ、零斗」


 「なんだ?」


 「お前、親帰ってこねえの?」


 「ああ、俺親いねぇから」


 そういった零斗の顔はどこか寂しそうだった


 あんなに怖いかっこうで度胸もおれの100倍は


 ありそうなのに俺には零斗がどこか寂しそうに


 見えた・・・。


 「まじかー、いいなー」


 俺は場の空気を読んでおちゃらけた


 「ばーか。」


 そういって零斗は笑った。


 それが俺らの出会いだった


・・・・・