雨は降り止まない。 私たちも唇を重ねたままだった。 「・・・んっ・・ふっ・・・」 どんどん深くなるキスに、息が漏れる。 グッと私を掴む手に力が入るのが分かる。 なんで? どうして・・・。 そんな事を思いながらも、日向先輩の腕や唇を振り払う事が出来なかった。