紅がいなくなった倉庫はあまりにも寂しいものだった。

『…俺達のせいだよな』
『そのせいで紅さん,今頃…』

倉庫に残されたメンバーは皆自分達を責め続けた。

メンバーの為にした事は逆にメンバーに罪悪感を抱かせる。


誰も悪い者なんていたない。

それなのに苦しむのは紅と同じように,メンバーもまたこのチームが大切だから…。



ゴーストの襲撃は舞蝶の心に大きな傷を残した。





『猛火…』

1人が呟く視線の先には怒りに満ちた猛火のメンバーがいた。