『紅さんは何も悪くないじゃないですか。それなのに猛火を攻めたのは俺等の独断です。それに,何があってもチームを抜ける奴なんていないし,もう猛火を嫌う奴は居ませんよ。』


そう言った慶の瞳は真っ直ぐあたしを見ていて。

あぁ。
あたしはこんなにも最高なメンバーに支えられてたんだな。

今までの不安な気持ち。
恐れる気持ち。

それが全て嘘のようで。
そう思った自分に罪悪感と後悔があった。