どちらが勝ってもおかしくない。
そんな状態でわざわざ自殺行為とも思われる戦いをしようと思う者は誰もいなかった。
いたとしてもそれは暗黙の了解。
全員そのルールを守っていた。
それなのに、何故今になって攻めてくるのか、理由が分からなかった。
どんなに考えたとしてもわざわざ攻めてくる理由が浮かばない。
あるとしたら...。
『紅、今日の放課後、屋上に来い。』
『分かった。』
俺は放課後紅を呼び出した。
俺達の未来が掛かる駆け引きの始まりだ。
-猛冷-Mourei
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