電話を切っておじいちゃんとおばあちゃんを待ってる間に

ピンポーン

っとチャイムが鳴った。

”お母さん?!“

と思い玄関に走って行こうとした時

ドンドンドン

ドアを強く叩く音がした。

「春風さん!!」

”!!お母さんじゃない“

ピンポーン
ドンドンドンドン

ひたすらチャイムを鳴らしドアを叩く音がする。

恐くなり私は弟を連れてベランダへ逃げた。

無邪気な弟の顔を見てたら涙が出てきた。



気付いたら静かになっていた。

ホッとしていたら

ピンポーン

っとまた鳴った。

『おかぁさん…』

不安と恐怖でどうしよもなかった。