つかまれた腕からけいちゃんの手も冷たいことに気がついた。 「けいちゃん!頑張って!」 両手でけいちゃんの手を握る。 そんな言葉しか思い浮かばない…… 『花戸さーん。パンツ脱いで内診台で座っていてください。』 カーテンの向こうから女の人の声がする。 けいちゃんは履いていたジーパンとパンツを脱ぐと、傍にあるカゴに入れた。 顔は湯気が出そうなくらいに真っ赤だった。