『ごめんね。愛音ちゃん。こいつバカな上にちょっとKYなんだ!』 吉井君がいじわるっぽい顔をしながら私に話しかける。 『おいぃー!! KYはやめてくれよぉ!』 安部君が吉井君の肩を小突く。 「ハハハ。いいんだよ! おかげであの席けっこう楽しいよ!?」 『はぁ、横尾さんはいい子だなぁ………って、 おいぃ!!しつもーん!! はい!はい!はい!』 天井めがけてピシッと手をあげる安部君。 『はい。安部君どーぞ?』 けいちゃんがやれやれといった表情で安部君を指名する。