『ヘヘ……俺がダチとゴミ捨て場から運んだんだ!
ここでよく集まってるんだ!』


(アレ!?涙止まっちゃった?嬉しいが少し残念……)

「そっか。」


『やっと泣き止んだ。』

「へっ??」


少し擦れた声で返事する愛音ちゃん。



(くそぉ、かわいい声)



顔…見たいな……。俺は体を屈めて愛音ちゃんを覗き込んだ。



不意をついてしまったようで、パッチリ目が合った。

即座に右斜め下に目線を反らす彼女。

泣き腫らした顔で全て真っ赤だった。



(やべー、理性!理性!)