***吉井君side***


道中ずっと泣いている愛音ちゃん……俺まで胸を締め付けられる。



なんだ、この気持ち……



屋上に着くと、




『こっち……』


俺と友達専用の場所へ案内する。



「なっ、なんでこんな所に椅子…??」



驚いた様子の愛音ちゃんは目を丸くしている。