きっと吉井君の話しを聞いていない事はバレているだろう。 だって、真っ直ぐ吉井君の顔を見れない…… 相槌だってうってあげれない…… そんな私に気付いているのにわざと話しを続けてくれているの? 優しいBGMのように。 静寂が私を包まないように…… 気付けば一度は止まっていたはずの涙が頬の渇いた跡を辿っていた。 ―――――その時!――――――――――