む☆げん愛



『へっ??』




吉井君はポカーンとしている。




「いやっ!?……本当に驚いたよ!安心したらなんか泣けてきちゃって……
ハハハ……」




私はとっさに嘘をついた。



『そりゃそうだ!
その気持ちわかるよ!!』



吉井君はそう言って、
サッカー部の仲間がアキレス腱を切った時の話しをしてくれた。




けど私の頭の中は空気穴が空いているみたいに


吉井君の言葉を受け流していた。