む☆げん愛



『そりゃあ、驚くよなぁ?友達が急に倒れたら……
でも何もなさそうで良かったじゃん?』




目尻が下がってクリックリッの目も瞼もそれに合わせて下がる。




太陽に覆い被さっていた雲が流され、

真上から陽光に照らされた吉井君の顔は眩しくて、




まさしく王子様だった!!!





「でも、違うんだよ……っ」



そう言いかけて私は口をつぐんだ。