私の頭の中では『好きー』と言う声がリピートされ続けている。


顔は燃えているように熱い。




ドキドキの心臓を何とか押さえながら席につくと、





『愛音〜おっはよ。って、あんた大丈夫?
熱あるんじゃない?』




「けいちゃぁぁぁぁん!!」




けいちゃんの胸に顔を埋める。




[花戸 けい]ちゃんは私の小学校からの大っ親友!


3年生になってやっと同じクラスになれた。


派手な顔をしてるから遊んでるっぽく見られるけど、実は超真面目。


成績だって常に学年10位以内をキープしてるし、

女子バスケットボール部キャプテンで国体を控えている。

高校1年から付き合っている彼氏とはラブラブで、


私に無いものを全て持っているけいちゃんは、


私の自慢であり憧れでもある無二の存在。