いっ、今のはいったい……


私は(もう1回言って!)という言葉を咽喉に詰まらせながら学校の王子様に手を振っていた。



――――――――――――

『明日の放課後、教室で待ってるよ。いい返事だといいな!』




(明日??)




猶予って………1日ぃ???


短すぎる…




意外にも学校の王子様はせっかちだったようだ。






(とりあえず家に帰ろう!)



私は図書館をあとにした。