2人でマスターのお見舞いにきた。





『マスター、俺らつきあうことになったよ。

サキのこととか、いっぱい話したいことがあるんだ。』





「マスター、受験が終わったら私、マスターのお店でピアノを弾かせてもらってもいいですか?」






たくさんの装置をつけたまま、眠り続けるマスター。



『じゃ、またくるよ!』




「マスター、また来ます」




病室のドアで担当の看護師さんとすれ違った。





軽くおじぎをして去る。

















ダッダッダッダッ!!!!!!






『先生〜!!早坂先生〜!!!!』





振り返ると、笑顔の看護師さんが立っていた。







―完―