吉井君のクリックリッの目が必死に訴えていた。 「わかった…。」 『ハハ…よかった。』 そう言って笑う吉井君の笑顔は 太陽のように眩しくて、女の子にモテモテな理由がよくわかった。 『じゃあ今日は、横尾さんに教えてもらう事にしよう』 「なっ何を?私が吉井君に教えれる事なんてなにも…」 『あるじゃん!俺、横尾さんの事が知りたい。』 目尻を少し下げて、ハニカミながら笑う吉井君。 ――――王子様だ!――――――