「前の彼女って…
そんなに私と似てるんですか?」





『あぁ、まぁ…雰囲気がね。そっくり……

って…


君、旬と同じ学校なら知ってるでしょ?』






「えっ?」







でもお兄さんと同い年の人って……






『梶山・・・・




<ドッキーン>





あまりに知りすぎた名前に、心臓が大きくはねた。



・・・“ミキ”』







「・・・??」






梶山 ミキ?





『養護教諭の!
わかってるだろーが、友だちには言うなよ?』






「ちょっ、ちょっ、ちょっ、ちょっ……。
えっ!?じゃ、サキさんて…。」







『アレ?サキ、知ってんの?早坂に聞いた?双子の妹の…』





……双子??






頭の中は大パニックだ!!!!