む☆げん愛




『それから、さ…
あいつに、どんな罵声を浴びせたって、殴ったって、俺の怒りがおさまることはなかった。

まだ、彼女のことが好きだったんだと思う。



俺は自暴自棄に陥った…

毎晩ちがう女を抱いた。

怒り、悔しさ、叶うことのない想い、いろんな感情が俺の中で暴れだして、もう、どうすることもできなかったんだ。


いろんなヒト(女)を傷つけた。

こんな俺を、泣いて引き止めるヒトだっていたんだ。

そんなヒトを見ていくうちに、俺の中にも、傷が、またひとつ……

と刻まれていった。

だけど、最後に浮かんでくるのは、旬が“何があっても彼女を手放さない”って俺に誓った顔なんだ。



あいつにわからせてやりたかったんだ。

人が裏切られたときの気持ちを…
あの、辛さを、苦しみを、悔しさを、虚無感を……。

俺みたいに、傷つくヒトを側で見てみたらいい。
自分にだって傷がつくんだ』





「それで、“罰ゲーム”を…」






『あぁ、悪かったね。
まさか、早坂の知り合いだとは思わなかった』





「いぇ・・・」