む☆げん愛




机の上の写真には、禁断の2人が仲良く彼女の車でキスをしているものや、ホテルに入って行こうとしている姿が写し出されていた。






『晴人…まさか、知っていたのか?2人のこと』






父親が怒り混じりに呟く。






「あぁ、知ってたよ。
でも、こんな写真どーしたの?
ずいぶんと趣味悪くない?」







『それは……もうそろそろ結婚に向けて本格的に、ねっ……

調べなきゃいけなかったから…』






母親は、“当然だ。”




とでも言いたそうだ。






「使ったの…?興信所……」






『えぇ、そりゃうちの跡取りのお嫁さんだもの。
家柄、人柄は重要だわ?
念のために、ねっ!

でも調べておいて良かったわ。
こんなふしだらなことをするお嬢さんだったなんて…』





旬は・・・






うつむいたまま、反論するそぶりも見せない。






おいっ!お前の女のことを言われてんだぞ?





『晴人、今回の縁談はなかったことにさせてもらうぞ?いいな?
先方にはすぐにでも連絡を入れておく。
わかっているだろうが、もう彼女には関わるなよ?
旬も…』






うつむいたままの旬。




まじか…見損なったわ。