机の上の写真には、禁断の2人が仲良く彼女の車でキスをしているものや、ホテルに入って行こうとしている姿が写し出されていた。
『晴人…まさか、知っていたのか?2人のこと』
父親が怒り混じりに呟く。
「あぁ、知ってたよ。
でも、こんな写真どーしたの?
ずいぶんと趣味悪くない?」
『それは……もうそろそろ結婚に向けて本格的に、ねっ……
調べなきゃいけなかったから…』
母親は、“当然だ。”
とでも言いたそうだ。
「使ったの…?興信所……」
『えぇ、そりゃうちの跡取りのお嫁さんだもの。
家柄、人柄は重要だわ?
念のために、ねっ!
でも調べておいて良かったわ。
こんなふしだらなことをするお嬢さんだったなんて…』
旬は・・・
うつむいたまま、反論するそぶりも見せない。
おいっ!お前の女のことを言われてんだぞ?
『晴人、今回の縁談はなかったことにさせてもらうぞ?いいな?
先方にはすぐにでも連絡を入れておく。
わかっているだろうが、もう彼女には関わるなよ?
旬も…』
うつむいたままの旬。
まじか…見損なったわ。

