「はぁ…。で?
どーすんの?これから…」
『兄さん、許してくれるの?
俺たちのこと…』
「は?許さねーよ!?
でも、俺の気持ち一方通行じゃ、すがっても意味ねーだろ」
『晴人……ごめんね』
「ほんと、女はこえーよ。
俺、きっと女恐怖症になるわ……」(←実際はその逆になった)
話し合いの結果、
とりあえず表向きは許婚の関係のままでいることになった。
実際、親族や親しい関係者とのお披露目パーティー等も済んでおり、結婚の話はかなり進んでいたから、
慎重にことを運ぶほかなかった。
旬は、自分が高校を卒業したら両親に話すと言った。
どんなことがあっても彼女を手放さないと……
それから、お兄さん(晴人)はピアノをやめた。
家も出て、高校の同級生であり、親しい友人である早坂さんと暮らし始めた。

