お風呂に向かった吉井君。
私はポツンと1人で広いリビングにいた。
《コンコンコン》
音がする…
音の正体を探す…………。
…。……っ!!!!!!!!!
驚きすぎて声もでない。
うっすら白いカーテンの向こうの窓越しに、男の人が張りついてこちらを見ていた。
『ごめん!開けて?
俺、怪しくないから!』
そんなこと言われたって…
大きなカラダに黒いスーツ。
かなり怪しいんですけど…
しばらくその場に立ち尽くしたまま窓の外を見る。
だけど、その人が怪しい人ではないことがすぐにわかった。
クリックリの目。
吉井君にそっくり…。
窓にそろりと近づく。
「吉井君の、お兄さん?」
男の人はニコリと笑って首を縦にふった。
笑った顔もそっくり…

