私たちは探してるんだ。
傷ついたときに乗り越える方法を…
どうしたらもっと強くなれるのか、どうしたら自分のことをもっと好きになれるのか。
『ねぇ、愛音ちゃん。
一緒に見つけてみない?
変わらず信じられるもの。
裏切られないもの。』
「変わらず信じられるもの?」
『そう、ずっと信じられるもの。
例えば…
同じ大学に入る。とか?』
「なんで大学?」
『学歴は変わらないじゃん!ずっと。
裏切ることもできない。
そんなものをさ、一緒に見つけてみない?』
「変わらず信じられるもの…欲しい。今いちばん欲しい。」
『うん。俺も欲しい。
一緒に探そう。
それでさ、一緒にいて、俺のこと信じられるなら…
結婚しよう。』
「結婚??それは…」
『もちろん今すぐにじゃないよ?ずっと一緒にいて、信じてもらえるなら…ね。
俺は愛音ちゃん以外は考えられないからさ…
絶対に裏切ったりしない。
ずっとそばにいる。
信じていいよ?依存していいよ?
俺は絶対に変わらない。』
真剣な表情の吉井君
私が今いちばん欲しいもの。
変わらない愛。
信じられる人。
目の前にいる吉井君は、私が欲しいものを全部与えようとしてくれている。
吉井君に私の全てを預けることができたら、楽になれるのかな。
もう、泣かなくてもいいのかな。

