「おじゃましまぁ〜す…」
広〜い……
大理石の玄関はあまりに広すぎて、ここだけで小規模なパーティーが開けそうだ。
『両親とも仕事だから誰もいないよ?あがって。』
私はバスルームに通された。
『タオルと…これ着替え。』
「いいよ。吉井君さきにお風呂入って?」
『ダメだよ。風邪ひかれたら困るし…』
「でも……」
『じゃ、一緒に入る?』
ボボボッ////
『ハハ。冗談!
俺はリビングにいるから!じゃあね。』
そう言って、
吉井君はバスルームから出て行った。
バスルームには大きな鏡があった。
ぎゃーっ!!///
なにコレ//
自分の姿に驚いた。
白いTシャツは、
プリントがあまりないタイプのもので、ブラジャーがくっきりと浮かび上がっていた。
私…こんな格好で歩いてたんだ。。。
恥ずかしすぎる///
私は慌てて服を脱ぎ捨てた。
そうして慌てて入ったお風呂。
ヒノキ…?いい匂い…。
バスたぶにお湯は張ってなかったのでシャワーする。
あっ、このシャワー…
ホースがついていなくて、上からかぶるタイプのシャワー。
海の、更衣室にあったみたいな…
私はシャワーのお湯で冷えたカラダを温めながら、あの日のことを思い出していた……―。