今日は夏期講習中の勉強合宿







たまには息抜きを…

そう考えた先生たちの企画は、一泊で近場の海に出かけることだった







サンサンと照りつける太陽




白い砂浜





ライトブルーの海





「近くにこんな場所があったんだ…」






『愛音ちゃん知らなかった?ここ、サーフィンもできるよ?』






声のした方を向くと
サーフボードを持った吉井君がいた








白いTシャツに短パンと
なんとも夏を強く感じさせる服装








「吉井君…もう着替えたの?サーフィンやるの?」






『うん。だって、ワクワクするじゃん!海なんて久しぶりだし…

愛音ちゃんも早く着替えておいで〜』






そう言って吉井君がTシャツを脱ぐ







《《きゃーっ!!》》





女の子たちの黄色い声がとんだ






《《もう、かっこよすぎ〜!!》》







理性を放棄した女の子たちが騒ぎだす








それもムリない…




筋肉質な胸板に締まりのいいウエスト






サーフボードをもったイケメン








このままアイドルの写真撮影でも行われそうな雰囲気だ







だけど
吉井君は、そんな周りの熱視線にはお構いなしの様子で
海に飛び込んで行った