『直されてんじゃん!!』







「ナニが?」







『“キスマーク”!!

つけ直されてんじゃん!!』




「うっ…………///」





ボボボ////






そう…。
まだうっすらと残っているキスマーク…







毎日、鏡を見るたびに

日に日に薄らいでいくキスマークを指でなぞりながら…

早坂さんの温もりを思い出していた










『俺、試したんだ…

その先生がどんな反応してくるのか…

けっこう本気だったんだね?

愛音ちゃんのこと…』









「へっ!?そうなの//?」







『そりゃね。

男は嫉妬と独占欲の塊みたいなものだから…

キスマークつけ直してくるなんて…

他の男に対して“俺の!近付くな!”って言ってるよーなもんだよ?』









「そっ…そんなぁ〜///」







私って…ホント単純…。

顔がニヤけておさまらない







『でも、もうダメだよ!』









「へっ!?」