『ごめん…。
俺、今日はダメだわ…
きっと
このまま進んだら、おまえのことめちゃくちゃにしちまう……。』
「だっ!大丈夫ですから!!
わたし…アレ?
何で泣いてるんだろ?
ゴミが…ゴミが…入ったんですね!きっと…」
寂しそうな笑顔を浮かべる早坂さん
私の乱れた服をなおして
起こしてくれた
『今日は家庭教師はやめよーぜ?
送ってくよ!!』
「ごめんなさい…!
私が…覚悟ちゃんとできてなかったから…
ごめんなさい。」
頭を優しくポンと撫でてくれる早坂さん
『違うんだよ…
悪いのは俺!!
おまえ使ってイヤなこと忘れようとしてた…
サイテーだな…』
いつも俺様な早坂さんの背中がすごく小さく見えた
あまりに切ない背中…
私は思わず
後ろからギュッと抱きしめていた
「別に良かったのに…
それで忘れられるなら…
私だって役にたちたい…。
好き…なんです。
だから
利用しちゃってください!
私は早坂さんの為になることなら何だってできますから!」