「キャー!!!!!!!!!

ムリ!ムリ!ムリ〜!!」






足をじたばたさせながら
頭をブンブンと振って追いはらう






頭にチクッと走った感覚がなかなか消えない!!!








『ちょっと!?愛音ちゃん!あっぶないから………

って、おい!!』












……………?







フワッと足が宙に浮いた






背中側からお腹を抱き抱えられている私






『あのー…。
もうちょっと考えて行動してもらえるかな?』






足下を見てゾッとした…






あと数10センチで落ちるところだった……








「ご…ごめんね…。
ありがとう…。」







ゆっくりと足が地面におろされる






「………。
吉井君?」






吉井君の手をほどこうとするが、なかなか解放してもらえない







『年上なんてやめときなよ……
遊ばれて終わりだよ?

結局俺らはガキなんだ!』






「なっ…何言って……///」





背中があつい






ギュッと力をこめて後ろから抱きしめられる







『どーしても…
俺じゃ…だめ?』






ささやくような声が背後から響いてくる