絶対に目が泳いでたと思う…
これでいつもウソがバレちゃうんだ……―
学習能力ないな…私……
また子ども扱いされて……―
『言えよ！!!
関係ないで済まされると思ってんのか！!』
えっ……―
スローモーションのようにゆっくりと流れる一瞬のできごと
私のあごを引き上げていた早坂さんの手が背中にまわされ……
すっぽりとカラダごと
早坂さんの筋肉質な腕に抱きすくめられている私
『まじかよ…
おまえ、あり得ねー』
ボソッと呟く早坂さん
ギュッと腕に力が込められた
｢…ﾌﾍｯ？//｣
押しあてられた胸板からやっとのことで顔を上げられた私は間抜けな返事をした
