『おー!!
また来たのか!!』
『マスター!
この間は挨拶もなしに帰ってスミマセン。』
『おー。
失礼なやつだな!
一杯つきあえ!』
『いや……
今日はこれから用事があるので…
勘弁してください』
『ガハハッ!!
嘘だよ!!
かわいい彼女を家まで・無・事・に・送り届けないといけないもんなー。』
マスター、いま
“彼女”って…
きゃー!!
ガッツポーズして飛び上がりたいくらいに嬉しい♪
『何言ってんすか!
違いますよ!
こいつまだ子どもですよ?
妹にしても離れすぎる年齢ッスよ!?
あり得ないでしょー。ハハ』
…ガーン……。
また子ども扱いされた
しかもさりげなく振られてるし…。
望みないなぁ私……
『そうか?
俺なら全然OKなんだけどな?
お嬢ちゃん…
今度おじさんと食事でも…』
マスターの顔がぐっと近づいてくる
『何言ってんすか!もー!
奥さんに怒られますよ?』
マスターの肩を軽くたたく早坂さん
『それはまずい!』
パッと離れたマスター
奥さんて…どんな人なんだろう…
『彼女じゃないなら
ちょっと聞きたいことがあるんだが??
サキちゃんはどーしてる?
』

