む☆げん愛



『おっ!元気いいじゃん!』



て言いながらニコッと笑顔を向けてくれたら、

歯ならびが良いせいか
ふんわりして見える唇に目を奪われた。





「あの、さっきはありがとうございました。もう本当に本当に!」





『ハハハ。いいって。で、どこ行くつもりだったの?』





「図書館に…」





『ふーん。俺もそっちの方行くから一緒に行くか?』





「ハイ!!」




思いがけない誘いに、また大きな声で返事してしまった。恥ずかしい…