勢いよくドアを開けて外に飛びでた…―― 外は解放感でいっぱいだった ワンピースをひらりとなびかせて ヒールをコツコツ夜の町に響かせながら 小さなかわいらしいハンドバッグを右手に 左手には老舗の紙袋を… 肩から斜めにズシッと重い白いスポーツバッグをかけて 急ぎ足で駅に向かった 途中、夜風がびゅうと顔に突き当たって 心にまでも吹き込んできた 私の初めての あぶないウソを叱っているかのように…―― でも、もうこの気持ちは止まれない あの人のところに辿り着くまでは…――