む☆げん愛


緊張から解放され、脱力感が襲ってくる。





へなへなと尻餅をついて、その場に座りこんでしまった。





『大丈夫?』





頭の上にポンと手が置かれ、男の人が私の視線に合わせるように、屈んでくれた。







その優しい眼光は、私の全身の筋肉を解きほぐした。




人目も気にせず、子どものようにただ泣きじゃくった。