『キャーーーーー!!
何それ〜!?
愛音の初恋の相手は…

家庭教師の先生…か……

しかもその正体は……』






「もう!
けいちゃん声が大きすぎ」







わたしの初めてのラブトークに興奮してしまったけいちゃんは興奮を抑えられなかった







『なに?なに?
いつから気になってたの?』






目を輝かせながら聞いてくるけいちゃん







「えぇっ…………
そんなの…わかんないよ…
初めて会ったときは、話してると落ち着ける人だなぁって…///

病院で再会したときには、たぶん…もう好きだったんだよ/////」







これが一目惚れというものなのかな?






初めて会ったときから
頭の隅っこに焼きついて離れなかった






早坂さんの声……





笑顔……





うす茶色の髪、瞳……






ふんわりした唇……






優しさ……






けいちゃんが病院で内診してもらっているときに
カーテン越しに聞こえた声






それを聞いたら
ちょっぴり胸の奥がチクッとしたんだ……







きっとわたしの脳が、その低くて落ち着いた声を覚えていたんだね…








『よし!!決まり!!!!!』







突然ガッツポーズするけいちゃん






「なっ…なに?」