『なんか愛音ちゃんて
小動物…あっそや!ウサギっぽくない?』








『は?何言ってるの?
ただ単に今ジャンプしてたからそう思っただけじゃないの?』







『いや、あれはぴょんぴょんウサギやで!!』






『…――???
あぁっ……そっ…!』






『あっ!けいぃぃぃ!!
話を展開していけや!
乗っかってこい!!!!』







亮と付き合って2年くらいか……







このトボけた関西人とどうしてこんなに長く続いているのだろう…――








『今はぴょんぴょんウサギの話しよりも……
双子のことでしょ?
どうなの?どう思った?』





『いやぁーそりゃびびったよ!!!!
俺もいきなり2児の父親かぁって…。
ヒゲでも生やそうかな?

ガッハッハッハッハッ!!!!!!!』








『……ばかっ…――
父親のイメージがどうしてヒゲなのよ……!』






冗談まじりで大笑いする亮を見て
ホッとした







もしかしたら困った顔されるんじゃないか……






喜んでくれないんじゃないか……って心配だったんだ






亮は抜けててトボけた関西人だけど、器が大きい






どんなことでも何でも
びくともせずに受け入れてしまうほどの器の持ち主







そんな所が尊敬できる






どうして長く続いてるか…なんて愚問だったね









亮のトボけたとことか
器の大きいところとか
全部ひっくるめて好きなんだよ