……
…………
……………




『あぁぁぁぁー!!!
もー!わかったよ!!
やってやる!
その代わりに今日のことは誰にも言うんじゃねーぞ』






『よっしゃ!!』





とびきりの笑顔でガッツポーズをする優成






「えっ……///
いいんですか?」







『あー。
その代わり、急患だったり会議が入ったりして無理なときだってある。

あと…

教えるからには厳しくいかせてもらう… 以上!』







「「はい!よろしくお願いします先生!!」」








胸のドキドキを押さえこもうと、とびきり大きな声で返事した







でも…
もうドキドキが止まらない





――それから
私たちは携帯番号を交換し、1週間後に勉強を教えてもらう約束をした






『今日はもう遅いしガキは帰れ!
2人で帰るんだぞー!!』







早坂さんて口は悪いけど優しいんだ…






『ねーちゃん、貸し1だぞ!』





早坂さんと別れて
家に向かって歩いていると優成が笑いをこらえながら言ってきた






「何よ…別に頼んだわけじゃ…――」




『ハハハ!!!
素直になれよー!!』






優成…おだやかな顔してる





ここ最近はイライラした感じが伝わってきて、私にまでピリピリが伝わってたんだ……







早坂さんの一言は人の心を動かせる






尊敬してしまう。






私もそんな人になれたらいな……