重い空気を切ったのは亮ちゃん。
『ちょぉ!お前こい!』
けいちゃんの腕を引っ張って部屋を出ていってしまった。
気がつけば看護婦さんもいなくなっていて、早坂さんと2人きり。
『まっ青……
さっきまでまっ赤だったのにな!クックックッ…』
急に聞こえた声のほうに視線をやると
さっきまでの品行方正な早坂さんはどこへやら?
いたずらな笑みを浮かべている。
「そんな……からかわないでください!
今それどころじゃ……」
『フッ……赤ちゃん諦めちゃうかも……とか思って心配してるんだろ??』
「……………。」
図星でなにも言い返せない。
『大丈夫だろ!?
産むよ!!』
「そんなこと……決まってないじゃないですか。
何で言いきれるんですか!」
『うーん…勘…??』
「ちょっ!!!信じられない!」
私が真剣に悩んでいることを“勘”で解決されちゃ、考えてる私がバカみたいじゃない!
ぷぅと頬を膨らました。
『あっ!
今度はまっ赤になってきた。クックッ…』
「サイテー!!」

