琉莉が泣きやんだのは、それから数分後。



「ふぅ~…。
スッキリした…」

「…そーですか……」



こっちの身にもなってほしいよ。



「恭…あたしどうだった?」

「よかった。
いつもの琉莉とは違った」

「ほ、本当っ!?」

「本当」

「恭~!!」

「…ちょっ!?」



ギュッと抱き着かれた。



力入れすぎで苦しい…。



はぁ~…。



ポンポンと頭を叩くと、急に離れた琉莉。



そんなに拒絶すんのかよ…。



「ご、ごめん恭……」

「いいって、しょぼくれんな」

「ん…」