琉莉のこの行動は毎度の事だから、涼平や舜哉は気にしてない。



奏太はずっと笑ってるけど。



「恭介、お前どうにかしといて」

「おいっ…!!」

「俺も着替えなきゃいけねーの」



はぁ…。



仕方なく俺は琉莉に近付いた。



「琉ー莉」

「きょ…う?」

「そ、俺。
今日マジで良かったよ」

「うぅっ……」

「いい加減泣きやめ」

「っ…恭~!!」



本当にこいつは…。



自分で感動してやがる。



子どもみたい…。



世話がやける奴だな。



これじゃ琉莉が観客みたいじゃん。