その曲は、この日にぴったりの歌だった。 みんながその歌に引き込まれた。 新しい門出を祝う歌。 「すごいっ…いい歌…」 「あぁ、そうだな…」 幼馴染み達からの最高のプレゼント。 奏太、涼平、舜哉… ありがとう……。 シャナもジョンもありがとう…。 「あたし達、良い幼馴染み持ったね」 「確かにな」 こんな幼馴染み、他にはいない。 「ねぇ恭…」 「ん?」 そっと耳打ちをしてきた琉莉。 「これからもずーっと、よろしくね」 「そうだな…。 こちらこそよろしくな、琉莉」 「うんっ!!」