もっと女の子らしくなりたいって思ったし、料理作れる女性っていいよね~、なんて。 勉強は苦手だけど、料理は案外出来た。 もちろんキッチンも荒らさずに…。 「うわっ、何これ…」 「き、ききききょ…恭っ!?」 「何慌ててんの…。 つーか片付けとけよ…」 「ご、ごめんっ」 ちょっと帰って来るの早くない? 最終便じゃなかったの? 「手伝ってやるから、早くしろ」 「あ、うん…」 恭介はずっと変わらない。 優しい幼馴染みでもあるし、いつまで経ってもあたしの大好きな人。 あたしの人生に欠かせない人。