「恭っ、大好きっ!!」
微笑む君は夜景に負けないくらい輝いていて、
太陽のようだった。
まだ大人になりきれてないし、親の世話になってるけど、
いつか必ず、君を貰おう。
それが君の、
……琉莉の望みならば。
いつかもっと立派な大人になって、
多くの人に認められて、
俺という存在を歴史に刻めるように。
そして願わくば、
雨宮祥也を越えられるように
――本当の世界一を越せるように
夢を見るのは簡単で、実現するのは難しくて、
それでも夢を見る。
まだ俺の人生は、
始まったばっかりなんだ……―――
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