雨宮祥也みたいにカッコいい事は言えないけど、俺はやりたいって思った事をしたい。



「琉莉は夢あんの?」

「あるよ!!」

「どんな夢?」

「恭のお嫁さんになりたい!!」



……は?



「あたしはずっと恭のお嫁さんになるのが夢だったの!!」

「そ、そうなんだ…」



叶わなかったらどうするつもりだったんだよ…。



俺が付き合うって言わなかったら琉莉が言ったのか…?



「いつになるか分からないけど、必ずあたしをお嫁さんにしてね?
それまでには立派な女になるから」

「わかってるよ」

「やったっ!!」





――そして君はこう言った。