ネックレスを身に着けた後の琉莉はそりゃもう機嫌が良かった。



「これ明日のライブでも着けてるね!!」

「そんなに嬉しいか?」

「うんっ!!これ結構高いでしょ?
この前奏太について行ったショップのかな?
気に入ったけど、値段高かったから買えないなぁ~って思ってたの」



そーいやあのショップ、奏太と一回行ったっけ。



奏太相当気に入ってたし、多分琉莉が言ってるショップだろう。



「あたしお金はママに全部預けてお小遣いで貰ってるから、必要最小限しか持ち歩かないから、その時買えなかった…。
有名なデザイナーがデザインしたんだよね。
だから高いんだって」