「き、恭っ…、どうかしたの?」

「お前、待ってた」

「えっ…」

「母さんが直接渡せっていちいちウルサくてな…。
これ一応…クリスマスプレゼント」

「う…そ……」



琉莉は驚いた顔で俺を見た。



いや、そんなに驚いても困るし、

つーか珍しいって思われてるし。



実際、珍しいんだけどさ…。



「あ、開けていいの?」

「お、おぉ…」

「あっ、ネックレスだぁ~…」



琉莉は包装されたネックレスを開けると、すぐ身に着けだした。



「あれっ…上手くいかないっ…」

「バーカ。 貸してみろ」

「う、うん…」